意外と知られていない!?K-51が伝える世界のスーツのルーツ
スーツのルーツを聞かれて、なんとなくヨーロッパが最初ではないかなとは考えることはできますが、正確に答えられる人は少ないと思います。スーツの世界では、イギリスが一番長い伝統と歴史を持っており、このことからスーツのルーツはイギリスにあるといえます。
その昔、イギリスではスーツは特定の階級の人たちが仲間同士で着るという意味がありました。同じチームのメンバーがおそろいのユニフォームを着る、という感覚でしょう。メンズスーツは、18世紀後半頃から、ブルジョワたちの間でこぞって着用されるようになったと言われています。
そのような長い歴史はありますが、イギリスにはもともとモーニングコートなどフォーマルなものが定着していたため、スーツが現在のメンズスーツのような形になったのは、20世紀の初頭くらいからと、意外と新しいそうです。
ファッションの歴史の中で、イギリスが生んだブリティッシュスタイルのスーツは、メンズスーツの世界にも大きな影響を及ぼしました。ブリティッシュスタイルのスーツが、すべてのスーツの原型となったといっても過言ではありません。
英国のブリティッシュスタイルスーツは、もっとも伝統がある格式高いスーツとして現在も受け継がれています。