アメリカントラッドの起源はイギリスにありますが、最近では黒人系やカリフォルニア系ファッションも流行っています。
スーツのスタイルはアメリカ的合理主義の影響を受けており、アメリカ人は全てにおいて合理主義なので、ファッションにそれほど重きを置いていません。
ファッションの世界をリードするのはアメリカ企業でないことが多いですが、それがアメリカトラッドの特徴でもあります。
イギリスやイタリアではウエストを強めに絞りますが、アメリカでは着やすさを優先してウェスト絞りが甘いのが一般的です。
様々な人種が生活しているので、一着ごとにオーダーメイドでスーツを作ると効率が悪くなります。
よってどんな体型でも着られる既製品のスーツを大量に作っています。
ウエスト絞りを作るダーツを入れていない寸胴ですが、体格が良くて何もしなくてもスーツを格好よく着こなせるアメリカ人だからこそ実現できるスタイルです。
肩はあまり上がらないナチュラルショルダーが多くなっています。
スーツにはカジュアルな小物を合わせ、自転車通勤の人はスニーカーとリュックを組み合わせることもありますよ。