日常的にスーツを着用していると、見えない微細なほこりがたまります。
しかしながら、着用するたびにクリーニングに出すというのは不経済ですし、生地のダメージからしても現実的ではありません。
かといって、見えない汚れをそのままにしておくこともまた、スーツのダメージを大きくします。
それを防ぐためには、ブラッシングが最重要となります。
着用後に毎回、最低でも3回に1回はブラシを使用してお手入れすることで、スーツの寿命を延ばすことができます。
また、ブラッシングすることで、絡まったり毛羽立ったりした繊維の流れを整えられるのでスーツのテカりや毛玉を防ぐという効果もあるのです。
加えて、ブラッシングする際にはスーツをしっかり見るので、思わぬ汚れやシミを発見しやすくなるというメリットもあります。
このブラッシングによるお手入れを習慣づければ、汚れのダメージを減らし、毛玉ができにくくなり、さらにクリーニングの回数も減らせるので、スーツの寿命を長くすることができますよ。
ただし、スーツが湿っている際には、必ず風通しの良いところで陰干しをしてから行うことが大切です。
また、生地の縫い目に沿って上から下に向かって行うことに留意してください。